マンション売却の査定で重要な8つのポイント

マンションの査定を利用して売却する場合、査定に影響を与えるポイントを知っておくことが大切です。プラスポイントは効果的にアピールして高額で売却できる可能性を高めることができますが…
反対に、マイナスポイントは「対策する」または「できれば触れない」ことが大切です。
査定のポイントについて紹介しましょう。
マンションの査定で重要視されるポイント
ポイント① 物件の広さなどマンションの基本情報
マンションの基本情報には、専有面積、土地面積、築年数、マンション自体のグレード、共用部の仕様、階数、バルコニー面積、部屋の向きなどがあります。
築年数に関しては、昭和56年(1981年)6月1日以降「新耐震基準」に建築されているかどうかによって査定額が大きく変わります。
参考・国土交通省「住宅・建築物の耐震化について」
なお、購入希望者の内覧時には、外側からは分からない部分、例えば床、壁、窓ガラスの防音性能、内覧時のとき以外の日当たりの状況、風の通り具合などアピールポイントを探して、あれば積極的に訴求しましょう。
ポイント② マンションの立地(交通)
最寄駅から市の中心部(ビジネス街や繁華街など)までの交通機関を使用した場合の時間、交通機関の運行本数などの利便性と、最寄駅からのマンションまでの時間などが査定ポイントになります。
鉄道の駅からマンションまでの徒歩での時間は、10分を境に査定額が変わります。近道がないかを確認して、あればそのルートでの時間を計っておくとよいでしょう。
交通機関がバスの場合、一般的に運行本数や最寄りのバス停までの時間は、購入希望者に分かりにくいので、明確に情報として与えられるとプラスに働くことが多いでしょう。また、夜間の道路の照明についても確認して、暗い場所がなければアピールポイントに加えられます。
ポイント③ マンション立地(周辺環境)
スーパー・コンビニなどの買い物施設、役所・図書館などの公共施設、幼稚園・学校などの教育施設、公園、医療機関など生活する上での必要な施設などの場所・距離を地図上に明示して渡せるとプラスの効果を得られます。
ポイント④ マンション部屋の向き・位置
南向き、角部屋、階数が高いほど査定ポイントが上がります。南向きでない場合は、日当たりの状況や日当たり以外の採光の良さ、風の通り具合、眺望、バルコニーの広さなど良い点を見つけてアピールできるようにすると、マイナスポイントを小さくできます。
ポイント⑤ 駐車台数
マンション内の駐車スペース・台数が多いと、都心部と郊外や地方で異なりますが、郊外や地方で査定ポイントがより上ります。駐車スペースが2台以内なら、近隣の駐車場に関する情報を購入希望者に伝えられるように場所と費用を調べておきます。
ポイント⑥ 部屋の使用状況
床、壁、キッチンなどの傷、長年の汚れの蓄積によって、査定額は変わってきます。きれいにできない場合は、どこまでリフォームして明け渡すかを明確にして示すと、安心感を持ってもらえて、プラスのポイントにすることも不可能ではありません。
ただ、内覧のときは最初に感じた印象が悪いと、きれいな状態をなかなかイメージしてもらえないので、大きなマイナスポイントになります。見た目の印象をできるだけきれいに、清潔にしておくことは非常に大切です。
ポイント⑦ リフォームの履歴
リフォーム履歴はプラス査定ポイントですが、費用をかけた全額がアップすることにはなりません。ただ、「どこをどのようにリフォームしたか」を明確に説明できるようにしておきましょう。
ポイント⑧ 保守管理のレベル
管理組合による建物の保守管理の履歴、例えば築年数が古ければ、改修工事の履歴などを示せるように用意しておきましょう。また、管理組合の活動状況や、管理人が常駐していれば、その活動状況を確認して明確に示せるとプラスポイントにできます。
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