高層建築の歴史
新宿副都心 100メートルを超える超高層ビルは30棟以上ある

日本最初の超高層建築は霞が関ビルです。以下は竣工した年代順です。
1968年 霞が関ビルディング(147m 36階)
1970年 世界貿易センタービル(152m 40階)
1971年 京王プラザホテル(178m 47階)
1974年 新宿住友ビルディング(210m 53階)
1974年 新宿三井ビルディング(225m 55階)
そして、東京池袋のサンシャイン60(239m 60階)が完成した1978年以降からたくさんの超高層建築の開発が盛んに行われるようになりました。超高層建築が一般化しだしてまもなく、日照問題,電波障害,ビル風といった敷地外への影響問題も課題になりはじめました。
日本の高層建築の定義
低層建築、中層建築、高層建築、超高層建築、の区分の明確な定義はありません。
- 低層建築 1~2階程度
- 中層建築 3~6階程度
- 高層建築 30〜60m未満程度
- 超高層建築 60m~100m超
以上のように、一般的に区別されています。建築基準法では、60mを超えた建物は、60m未満の建築物と構造計算などの基準を分けています。
日本の高層建築の歴史は欧米のそれとは異なり,地震に対してどれだけ強い建物をつくるかという歴史でした。
大正時代から本格的に、建物に加わる地震の影響の研究がはじめられ、国産エレベーターもこの時期に登場しました。
方や米国では,地震よりも強風による影響を重視する傾向があり、超高層建築は耐風設計を主流に考慮された建築物が多くなっているのが特徴です。
高層建築物の定義

31メートルを超える建物は、消防法で「高層建物」と定義されています。
一般的な「はしご車」は全長100尺(30.3メートル)に設定されています。それが理由で、31メートルと越える建物は高層建築物として、防用設備等の設置基準などを設定されているようです。(現在、国内最長のはしご車は全長50メートル)
高層建築物は、消火活動のため消防隊が駆け昇れる上限の高さなので、非常用エレベーターの設置などが義務付けられています。
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